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ご挨拶

院長: 清水健

主治医がお口の中を全体のバランスを考えてくれる主治医を選ぶことです。僕の20年のインプラント経験上1人として同じ患者さんはいません。木を見て森を見ない 言葉は悪いですが ‘いわゆるインプラントばか’ ではいくら高い技術を持っていてもなんにもなりません。歯科治療はつらく、長いものです。患者さんの言葉に耳を傾け、一緒に噛めるようになった喜び感じていきたいものです。

インプラント専用外来 うるま中央歯科医院 のご案内

連絡先
フリーダイヤル:0120-660-614
FAX:098-983-6611

ご予約:ご予約優先制

住所 〒904-2231
沖縄県うるま市塩屋402-1


-失った歯をより自然に美しく回復したい方へ-

治療の流れ

インプラント治療の流れ

インプラントについて

インプラントとは、医療器材を人の体に埋め込むことの総称です。心臓のペースメーカーや人工関節、美容目的で入れるシリコンなど、これらもインプラントの一種なのです。歯科で使用されるインプラントは「歯科インプラント」「デンタルインプラント」などと呼ばれますが、歯科インプラント治療が普及してきたことにより歯科インプラントを「インプラント」と呼ぶことが一般的になりました。

この3つを組み合わせ、上図のように歯を失った場所を補うのがインプラントです。 あごの骨に埋め込むインプラント、アバットメントの素材ですが、多くの歯科メーカーでチタンもしくはチタン合金という金属が採用されています。身体との親和性が高く、金属アレルギーが起こりにくい素材です。

インプラントのデメリット
・保険が利かない ・手術を行う必要がある ・全身疾患がある方は注意
※全身疾患をお持ちのかたはインプラント治療ができない可能性があります。特に糖尿病、高血圧、骨粗鬆症のかたは注意が必要です。
・治療期間が長い
※埋め込んだインプラントと骨の結合(オッセオインテグレーション)を待たないといけません。骨と結合する期間だけでも、およそ 3~6 ヵ月かかります。
・定期的なメンテナンスが必須

インプラントの手術法
インプラントを埋め込む手術には 1 回法と 2 回法の二つに分けられます。数字の通り、手術が 1 回で済むのが 1 回法で、手術が 2 回必要なのが 2 回法です。お口の中の状態、治療計画によって手術法が決められます。
1回法の特徴
・手術が一度だけなので、身体への負担が少ない
・インプラントを埋め込むために十分なあごの骨の量が必要
・2 回法で行うよりも治療期間が短い
2回法の特徴
・手術を2回行うため、1 回法と比べ身体への負担は多い
・歯ぐきを縫合し蓋をしてインプラントと骨の結合を待つため、感染の可能性が低い
・1回法で行うよりも治療期間が長い

インプラントの費用

インプラント1本あたりの費用の内訳例
検査・診断料
15,000〜50,000円
インプラントの手術代
100,000〜385,000円
上部構造(人口歯・被せ物)
50,000〜200,000円
術後の消毒・検診代
1,500〜10,000円
費用総額
400,000〜500,000円

※上記以外に全身麻酔のための費用が別途発生することもあります。
インプラント 1 本につき 400,000~500,000 円が一般的です。ただし、うるま中央歯科医院は大体 25~40 万程度になります。 インプラント治療にかかる費用は、大きく二つに分けられます。

1.インプラントを埋め込むための費用 技術料
2.上部構造の費用 パーツ代

さらに、オプションとして
仮歯の費用・全身麻酔(静脈内鎮静法)にかかる費用・骨造成の費用
インプラントの寿命は約10年!きちんとケアすれば10年ほどもちます。
参考 https://www.implant.ac/summary/ インプラントネット

インプラントのメリット

入れ歯との大きな違いは、なんと言っても “装着感” です。大きな飴玉が口の中に入っている様な感じ、味がわからない、口臭が気になる、笑うと落っこちてしまう、食べているときカチカチ音がする、周りの人が自分を見ていると感じる、はめると頭が痛くなる、などきりがありません。入れ歯は作ったけど、お客様がきた時だけつけます、という人いました。入れ歯は歯グキに突き刺さり痛みと共存することになります。また入れ歯を支える銀の針金は入れ歯に揺らされグラグラしてきます。その歯が抜けてくるので、入れ歯はさらに大きくなり、不快感が増します。その繰り返しが長年にわたり最後は総入れ歯に移行していくのです。両側の奥歯がない状態は‘ ‘遊離端’ と呼ばれ下図の様に3個の特徴を持ちます。

↓魚の尻尾の様に回転するのでフィッシュテールムーブメントとも呼ばれます。

これが噛んだ時の痛みに大きく関わります。とはいえインプラント治療は自費診療ですので沢山打つのは無理、という方でも最後方の部位にインプラントを1本いれれば義歯の安定につながります。信頼できる主治医と希望のコストを話し合えばそれほど大きな金額ならなくなる事もよくあります。


「顎骨は痩せるので早めに処置するのが1番です。1本抜けたら1本いれる、実際このほうが一生の医療費は安くなります。」

スマイルデンチャー

審美的な悩みや少しでも薄い入れ歯は「スマイルデンチャー」という選択肢もあります。


入れ歯の厚みからくる不快感はかなり解消されますが、これも僕の経験上、上の入れ歯は問題ありませんが下の入れ歯の場合 下の一番奥歯が一本残っているかどうかで経過に差が明らかに有ります。あるいはインプラントを1本ここにうてれば経過良好です。

オーバーデンチャー

「総入れ歯なんですけど、、何本も高価なインプラントを入れないといけないのですか?」という方はどうでしょうか?確かに総入れ歯の方の顎は骨がやせほそり上の入れ歯はおっこちるし、下の入れ歯は痛くて噛めない方が沢山いらっしゃいます。最適な義歯は
“オーバー・デンチャー” と呼ばれる義歯です。


本数は、4本を台形に打つのがベストですが(三脚の原理)コスト的に無理という方や、顎が全体的に痩せている方でも、犬歯のところは骨が必ず残っているのでそこを利用して2本打つことができます。インプラントの上に義歯をかぶせて入れ歯の内側に凹を製作し、’パチン’ という感じで簡単にはいります。義歯の下にくる為、インプラント上部のセラミックのコストも必要ありません。これでしゃべっている時上の入れ歯が落っこちてくる、下の入れ歯が口の中を泳ぎ回る等、心配がなくなり人の目を気にせず生活できます。

・ブリッジの様に両隣の歯を大きく削るため歯の中の神経を取り、差し歯にしなければならない場合があります。ちなみに差し歯は歯の寿命を著しく縮め、後に垂直方向に折れることが多く報告されています。垂直に折れた歯は抜歯するしかないので次にまっているのは結局 ‘入れ歯’ という負の連作がゆっくりと始まります。そもそも、3本の歯にかかる負荷を2本で補うというのがナンセンスです。しかも保険適応なのは銀歯なので銀歯が3本並ぶこととなり、白い歯で作ると結局のところコストがかかってきます。

・昔の治療法より格段に安全、迅速になっております。各社のインプラントそれぞれ特徴を生かして施術され、すべてデジタルレントゲンを装備し、極小放射線で細部まで撮影でき妊娠中の方でも安心して治療が受けられるようにセッティングしてあります。

オーバーデンチャーの利点
入れ歯を支える力が大きい。
→噛む力が大きくなり、なんでもよく噛めるようになる。

粘膜の負担を軽減できる。
→歯槽骨の吸収をおさえて、長期に渡り入れ歯が安定する。

総入れ歯の構造なので治療計画がシンプルで見た目もダイナミックに治せる。
→治療期間の短縮や治療の確実性が上がる。審美的な回復が容易にできる。

構造がシンプルで修理がしやすい。
→入れ歯を支えている歯にトラブルがでても入れ歯の修理が容易。

入れ歯が取り外しができるので、残存歯へのハブラシがしやすい。
→予後に不安がある歯も保存して治療ができる。

オーバーデンチャーの欠点
入れ歯を支える力が大きくなり、噛む力が大きくなる。
→入れ歯が割れやすくなったり、人工歯が消耗しやすい。対応策としてメタルフレームで入れ歯を補強をしたり、入れ歯の厚みをとるような、大きな噛み合う力に対しての工夫が必要。

粘膜の負担が軽減
→入れ歯を支える歯やインプラントに負担がかかるので、その負担のバランスをとるような設計・デザインに工夫が必要。 バランスの悪い設計・デザインは入れ歯の動揺や破折につながる。

総入れ歯の構造。
→入れ歯である違和感はある。清掃の際は入れ歯を外す必要がある。

現存歯やインプラントが入れ歯の下にくる。
→虫歯のリスクは上がります。毎日の清掃と歯科医院にて定期検診が大切。

https://edo-dental.jp/menu/special/531/ エド日本橋歯科

審査・設計・撮影

パントモグラフィー審査


パントモグラフィーだけでは2次元的にしか情報をえられません。

設計用模型作成

患者さんのお口の中を石膏模型で再現し、かみ合わせや咬合力のバランス、最終的に入るセラミックスの形状を調べます。安全装置のサージカルガイドの作成にも使用します。



サージカルガイド:ドリルを固定します。

C.T撮影


さて、ここからが大切です。平面のレントゲンでは何も問題無しの症例がCTで重大な病変が発見される場合が診療室でよくあります。また、1番の利点は現在のCT画象を直接技工所にPCで送りオペ計画をすぐにでも立案しはじめます。・どの方向に・どの幅で・どの長さの・どの神経をよけるか・どのインプラントを打つのが一番有効か、インプラントにかぶせるセラックの形態、色合わせ等、技工所と離れた場所にいながら同時打ち合わせできます。

サージカルガイド

サージカルガイド

“サージカルガイド” と呼ばれるCTを見ながら技工所で製作してもらいます。サージカルガイドはマウスピースを利用してオペ中ドリルを完全に固定しインプラント挿入位置を正確に再現させ安全性が格段にあがりました。これにはCT必要で、歯科医院を選ぶ一つの要素です。体に侵襲が少ないため縫合もいらない場合が多く、短時間で終わるため多数歯をいっぺんに局所麻酔でオペできです。CTがないと作れないのでCTスキャン設備は絶対必要で、歯科医院を選ぶ一つの要素です。体に侵襲が少ないため縫合もいらない場合が多く、短時間で終わるため多数歯をいっぺんに局所麻酔でオペできです。昔の様に歯ぐきを大きく開いてドリルでぐりぐりと長時間血だらけになり次の日に顔が腫れあがる・・今はもうありえません。


10年前は大きく切開していました↑ ⇒ 悲惨な縫合が必要でした↑


現在のオペ。正確な診断、最小限の外科処置、傷の早期治癒を促します。



切開は最小限にとどまります。

麻酔後に装着し、正確に窩洞をほります。
出血も少なく、多くの症例で縫合せずにオペが短時間で終わり、痛みも最小限ですみます。

セラミックスの型取り

インプラントはチタンで作成され最も骨となじむ金属ですが、それでもオペから最低でも3カ月たたないとセラミックスの型取りはできません。焦って早く型をとると必ず経過が悪くなり一生持つものが10年で抜けてきたという症例をいやというくらい見てきました。よく ‘高いインプラントほど型をとれます’ というコピーを目にしますが、実験結果からそんなものはありません。3カ月といっても他の部位を治療している間にあっという間にすぎます。これもまた主治医を選ぶポイントです。とは言え骨密度は人それぞれなので多少の前後はあります。年齢、性別、人種によっても違います。白人の方、黒人の方、アジア人の方、沖縄中部で診療しているので色んな患者さんがいらっしゃるので勉強になります。この経験は矯正治療にも生かされています。

種類と価格

インプラントの種類と価格

僕のクリニックでは20年たくさんの種類のインプラントを使用してきました。その中でCT画像を見ながらインプラントを決定していきますが、大別すると5~6種類に絞られてきました。これから挙げるA、B、のインプラントはオペ費用からセラミックスまですべての合計で25万円です。C,D,は35万円になります。E,のみ40万円になります。

インプラント料金表

AQBインプラント
25万円
オクタフィクスインプラント
25万円
トラベキュラーメタルインプラント
35万円
バイコンインプラント
35万円
ストローマンSLAインプラント
40万円
GBRオペ
1本5万円
サイナスリフト
1本5万円
オーバーデンチャー用インプラント
1本5万円
オーバーデンチャー
1床15万円

尚当院ではオペの回復を早くする為超微振動音波治療も行っています。超音波に15分あてるだけで骨密度が2~3倍にあがります。

外来の種類と特徴

当インプラント外来の種類と特徴

A、AQBインプラント

インプラントに人工骨コーティングがされ、骨の柔らかい日本人に適合します。

B、オクタフィクスインプラント

独自の2重ねじを利用し、表面に骨がのりやすいです。僕の一番信頼しているインプラントです。市場でも多く出回っており、高い安定性を持ちます。お勧めします。

C、Zimmerトラベキュラーメタルインプラント


骨と歯の断面図


海面骨との合着面積が通常のインプラントでは少ない。

海綿骨と絡み合って骨と一体化します。現在最高のインプラントだと思います。

顎の骨といってもその構造は、外側は固い皮質骨、内側は柔らかい日本人に海綿骨になっています。歯は外側の堅い皮質骨に支えられ骨の中央は弾力を受け流す様に柔らかい海綿骨と血管、神経が交通し数百キロともいわれる咬合力を逃がす為に ‘しなり’ を利用し進化をとげました。インプラントは固いチタンで作られるので ‘しなり‘ はありません。インプラント周囲炎は普段の手入れの悪さから起こりますが、荷重を逃がせない事も原因となります。少数の研究者はこの事実に気が付いていましたが、いい対策がありませんでした。それなら自分で作ろうと思ったのが5年前です。といっても開発にはまず特許をとらなければいけません。賛同してくれる弁護士さんと診療を終えてから県立の研究所を行ったり来たりの毎日で家に着くころには12時を回っていました。幸い大手の材料メーカーがスポンサーになり、実験も順調に進んでいたときでした。某国立大学の研究所チームが僕の設計したチタン表面と同じ構造の人口股間節を発表しました。特許取得は少しでも似ているものは排除されます。これで僕の開発は終わりました。

夢中で設計図を何千枚と作り始めて3年が過ぎたころでした。途方に暮れていた頃、日頃の癖でアメリカのインターネット上でチタン表面の電顕象をなんとなく眺めていたとき、画面のはしっこに、おや?これは設計とそっくり!なインプラント画像がありました。早速アメリカの会社に連絡したところ、「発売は未定」という回答でした。その後。白鳳という歯科業者さんに輸入までにあと2年かかるだろうという回答をえました。2年間営業の方と粘り強く交渉し、連絡をとりあいました。日本の厚生労働省からようやく販売の許可がでて間もないので認知度も少ないです。現在はZimmer社に発売権があり購入値段も高く設定されています。その特徴は皮質骨と海綿骨をつなげた設計となっています。他のインプラントも普段の清掃とスケーリングで問題無く長年にわたり機能しますがチタンはとても硬く骨や歯の様に“しなる“ことはできません。トラベキュラーメタルはタンタルという新素材も使用し、正直一番お勧めです。

D、バイコンインプラント ショートインプラント

上のレントゲンは2枚とも他院で骨が薄いということで断られて来院した患者さんです。

バイコンインプラントの特徴は短くても外れてこないので下顎神経(レントゲン中央)や上顎洞(レントゲン右)といった大切な器官を避けて埋入できることです。歴史が長い分安く購入できませんが、安定した経過を出しています。大がかりなオペで無駄な治療費が必要ありません。他院で断られたら、ぜひご相談下さい。

E、ストローマンインプラント

超親水性を持っています
スイスで開発された超ブランド製品です。SLAという表面構造で早い治癒をもたらします。

歯科業界で最も歴史があり、この名前を知らない人はいません。ストローマンは唯一光照射を必要としません。購入価格も最高なので、1本40万円します。

以上5種類のインプラントを患者さんのお口の中を拝見しながらその方にあったものを、話を伺いながら決定していきます。

院内設備

その他、最良のオペを行う為の当院の設備

超音波切削器:京セラ バリオサージ


当医院では、事前に用意されたサージカルガイドに沿って極細針でインプラントの挿入位置を決定し、その後はコンピューター制御下で超音波を使用し予定の幅まで広げて静かにインプラント計画どおりの位置に正確に埋入します。超音波は最小限の骨だけを滑沢に除き、大切な軟組織は傷つけないのが特徴です。音も静かで歯石をとる感覚です。生理的食塩水の水流下で行われるので出血も最小限、超音波で形成された窩洞は表面が滑沢なので組織を最速で治癒させます。昔の様にヤマ勘で太いドリルを使用し、ガリガリ削られておまけに軟組織まで破壊されることはありません。骨が少ない所はバイコンインプラントを使用しますので骨移植や人工骨を使用することは少ないのですが、どうしても必要な場合はGBRオペを行えます。人工骨+骨成長因子で補填します。1本につき+5万円になります。コスト面で心配な方はよく相談しましょう。


・骨に細い穴をあけます。・超音波で穴をひろげます。
・骨の成長因子は1、患者さんから採血した血漿蛋白質 2、エムドゲイン蛋白 3、β―Tcp入りの人工骨など準備がされています。単なる人工骨のみでは骨に置換されません。

GBRオペ


骨が痩せている場合人工骨を使用

サイナスリフトオペ

同様に上顎洞に骨がない場合のオペです。

いずれも各一本に+5万円かかります。この様な部位のみバイコンインプラントが使用可能なら必要のないオペですので、コストを減らせます。人工骨はβーTCP含有して、血液とよくなじむ様 気孔を多数含んでいるものを使用しています。↓

・自己血液中の成長因子を使う場合:自分の血液ですから感染、アレルギーがありません。

採血した血液を遠心分離機にかけ、成長因子のPRP+CGFをゲル化して人工骨と混ぜてGBRオペを行うと経過良好です。当院では、採血は常勤の正看護師が行います。

エムドゲイン+βtcp含有人工骨


スイスのStraumann社製エムドゲインジェル:人工骨を活性化させ骨密度を増やします↑

トラキュラーメタル


骨が絡み合い接着するので抜けてきません。

“光”で変えるインプラント治療

ここで昔インプラントされた方を少しガッカリさせるお話をすることになります。20年程前はインプラントといえば最先端治療、超高額、という敷居の高いイメージでした。それにブームも加わり多数のメーカーがこぞって新商品を生産していました。開発競争の争点はインプラントの表面構造でした。インプラントと骨の癒着に大切なのは増骨細胞の①足場を増やすこと。②もう一つは増骨細胞が寄ってくるように血液が表面に早く広がることです。そのスピードを ‘親水性’ といい、その逆を ‘疎水性’ といいます。確かに親水性の高いインプラントは初期段階で強い癒着を始めます。でも実験室ではインプラントが出始めた頃のツルツルに研磨されたインプラントは初期固定こそ遅いものの、6カ月ゆっくり待つと親水性インプラントの6カ月待ったものと同様の固定能力でした。研究者も不思議に思っていたに違いありません。僕も不思議に思っていましたがなんとなく想像が付いていました。チタンは機械的に骨に勘合するのではなく骨と電解する、大げさに言うと生化学的に骨表面とチタン表面間で溶けあう現象だろう、と推測していました。


(左)研磨された製品(右)各社の親水性、足場に工夫を凝らした表面SEM画像

↑血液を追って増骨細胞が集まり、足場を利用してインプラントに接着する。

僕の予想は、中らずと雖も遠からず でした。上図インプラントは生産された直後に実験室では素晴らしい能力で増骨細胞が表面に集まります。しかし工場で生産、滅菌され、歯科医の元に届くまで何日もかかります。その間インプラントは密封されますが実際には少々空気にふれています。その結果炭素分子が表面に乗り、汚れが生じます。また金属の宿命で元の形に戻ろうとする習性があり増骨細胞の足場が丸まって骨が乗りずらくなります。オペは十分成功したのに経過に満足出来ない症例があったのはここに原因があったのも含まれていると思います。難しい話になるので省略しますが完全密封というものは地球上で重力と温度があるかぎり不可能です。ロケットを飛ばして宇宙空間で生化学の実験などが行われるのが良い例です。インプラントはスウェーデンが発祥の地で歯科医の中には信望者が沢山いますが、この問題を解決したのは当時UCLAの教授だった日本の研究者でした。10年近く前、骨と結合する能力が低下している(エイジングしている)インプラントを回復させる方法として米国UCLA小川教授らのグループより開発されたものが光機能化技術です。本来持っているインプラントの能力を最高の状態に引き上げることが出来ます。オペ直前にある周波数の光を当てると生産直後と同じ能力を発揮します。大体50%の接着能力を90%以上に高めます。

超親水性に変化し、一瞬で水を吸い上げます。つまり血液が一瞬で広がり治癒を早めます。この差は初期段階の固定の速さを意味します。

当医院ではオペ直前に開封し、再滅菌、光照射をおこない最高の状態で挿入していきます。

血液でも同じ現象が起こる
光機能処置を行っているか?これも主治医を選ぶ一つの要素です。

麻酔・滅菌について

麻酔について


表面麻酔を塗布し、微振動をかけながら麻酔するので痛みが最小限になります。

滅菌について

当院では基本セット、タービン、その他の器具も患者さんごとにすべて滅菌しています。
よく報道にでるのはタービンという歯を削る機械ですが、確かに滅菌しているところは少なく、血液を吸い込むので滅菌が必須です。これも主治医を選ぶポイントです。


当院のタービンは1回使用するごとに滅菌しています。