多くの方が、普段の生活で身体の健康に関心があっても、お口の中の事は忘れがちですよね。それでは野生動物だったらどうでしよう?食事をとれなければ確実に死に直結します。口は単に顔の一部ではなく、体の消化管の最初の入口です。口のなかで内蔵が栄養を取り込めるよう砕いて溶かし、必要な栄養を吸収し、不要なものを排せつします。このシステムの内、どこか一つが機能しなければ生命は維持できません。と同時に消化管システムは血管や神経を通じて脳や筋肉、心臓などあらゆる部分とつながっています。生活習慣病という言葉を耳にすることカギ多いと思いますが、身体はお互いが機能しあっているのでどこかが悪くなると、そのひずみが各部位で反応し、いわゆるドミノ倒し的に全身疾患が起きて行きます。その一つ目のドミノが口の中の健康です。さかのぽって考えると、虫歯の菌は乳幼児期にほとんど母親から感染します。高額な空気清浄機より、お母様のお口の中が健康かどうか、が実は大切です。
001-01
そして学童期に虫歯を保有していると、歯列異常、噛み合わせの異常からくる集中力の低下、食事の好き嫌い、鼻呼吸の低下など、数え切れないほどデメリットがお子様に影響します。中高生になり、受験や部活動で忙しくなつてくると更にロの中の関心が無くなることもよくあります。しかし、放出したての永久歯は柔らかい為あっという間に神経に届き残念ながら抜歯になるケースもよくみられます。この時期煩から成人した後の口の中の健康度が予測できます。口の中の健康意識が大半でき上がっているからです。痛くなったら歯医者に行けばいい、といったところでしょうか。ドミノにたとえたら半分程度なのかもしれません。しかし待っているのは、断崖絶壁、働き盛りの頃には一年中歯医者通いなんてことになります。中でも歯周病は元の状態に戻せませんのでご注意ください。体は血管の塊といっても過言ではありませんので、歯周ポケットからのバクテリアは体中の血管をめぐり、糖尿病、心臓病、脳こうそく、女性の流産、と血管のあるところすべてを破壊します。ドミノは倒れ始めたらどんなに名医でも止められません。002-01
たまに歯を全部抜いて総入れ歯にしてほしい、という患者さんがいますが、人生観が変わるほ田茜めなくなります。また、8020運動で歯を保存する意識が患者さんに多くなったとはいえ、どうしても「奥歯より前歯」という感覚があるようです。ある学者が計算したら、間接的なものも含めて歯を一本抜くと500万円医療費が高くなるそうです。これでは大金をドブに捨てる様なものです。悪くなつた→治療する、より定期検診を年に2~3回する方が医療費も
大幅に少なくてすみます。これからの時代は、治療より予防です。近年では、厚生局、医師会、歯科医師会などが力を合わせて疾病予防に取り組んでいます。是非 定期検診を、お口に限らず受けましよう。